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(無料記事)TickTickのタスクやリストの「非表示化」の重要性(後編)

(約 5,600文字の記事です。)2023/02/12 更新。

目次

リストもD&Dで並べ替え可能

同様にリストについてもD&Dで並べ替え可能。リストの並べ替えについては項目上のどこをD&Dしても安定して掴めるので気楽だ。

リストについては並べ替えのリセット機能はないみたいだ。

リストも右側の…ボタンで色々カスタム可能

ほぼタスクの扱いと同じ項目がある。

Shareは他のTickTickユーザーとリストを共有ための機能。例えば家族で買い物リストを共有すると「牛乳を2本買ってしまう」ことを避けられる😊

(共有リストについては今のところ執筆予定は未定。)

Archive(アーカイブ)は、例えば「DIYで手作りの犬小屋を作る」というリストを作って無事に犬小屋を完成させたとき、Delete(削除)ではなくて「完了済みリストフォルダ(Archived Lists)」に引っ込める機能。

リストの最下部に自動的に配置されている

リストをアーカイブするとリスト名やリスト内タスクが検索機能にヒットしなくなる。(検索機能については別記事で解説する。)リストをアーカイブすると見た目上はTickTickから消えるのだが、アーカイブリストから引っ張り出すと復活させることができる。

なので「将来的にもしかしたら2件目の犬小屋を作るかも知れない」という予感があれば、プロジェクト達成後にリストをアーカイブしておけばいい。そうすればアーカイブリストから取り出し、全タスクをチェックOFFすると自動的にプロジェクトが完成している。あとは既存の成功体験タスクをなぞるだけで確実に2件目の犬小屋を最短の時間と手間で組み上げられる。

【重要】タスクの完了、リストのアーカイブ、削除の違い

ここまで知識が溜まってきたところで、ようやくこの話ができる。

タスクの完了と削除の違い、リストのアーカイブと削除の違いだ。

タスクの完了と削除の違い

完了させると内部的な「完了済みフラグ」によって表示/非表示を切り替えられる。

  1. 完了で表示(見える)
  2. 完了で表示(見えない)
  3. 完了でも表示(薄い色で表示)

このように3つの状態を切り替えられる。特に3が重要で、以前の記事ですこしだけ触れたように「カレンダービューで過去の達成履歴(完了済みタスク)を可視化」すると過去の自分の行動の振り返り(行動レビュー)ができる。これこそがTickTickの強みなので、タスクを完了させるか否かはとても重要なことだ。

だからリピートタスクを延期するつもりでチェックONすると達成履歴に含まれてしまうので行動レビューに支障が出る。きちんと右クリックから「リピートのスキップ」か明日に延期すること。

タスクを削除すると「タスクとして存在させるかゴミ箱(Trashbox)に入れるか」の二択になる。Windowsのエクスプローラーでのファイルの扱いと同じイメージで「ファイルがあるか、削除済みか」の二択だ。

そして削除済みタスクはTickTick内検索にヒットしない。それに対して完了済みタスクはTickTick内検索にヒットする(リストがアーカイブされていない場合のみ)。この違いも大きい。

このようにTickTickでは完了と削除は扱いが根本的に異なる

ゴミ箱(Trashbox)の扱いの注意点

削除してもゴミ箱から出せばいいだけでは?と思うだろう。実際にテストしてみた結果、ゴミ箱の出し入れの致命的な点が分かった。(ま、ゴミ箱を出し入れのために使う人はいないだろうが。)

ゴミ箱というフォルダ内では、

  • 同一名のタスクは複数保存されない
  • ゴミ箱に既に同一名のタスクがある場合、最後に削除されたタスクが1つだけ上書きで保持される
  • 最後に削除されたタスクの性質が上書きされる

なので、仮に何度も同じタスク名のタスクを削除しても、最後に削除したタスクの属性(タスクの親子関係、タグやメモ書きなど)だけが上書きで保存される。

またゴミ箱では「所属先のリスト情報は破棄される」ので、すぐにごちゃごちゃになる。リスト情報がなくなるので、ゴミ箱の中ではどのタスクがどのリストに入っていたか、もう謎である。加えて全然違うタイミングで削除されて偶然同じタスク名だった場合にはもうカオスである。

なのでゴミ箱は「直前操作を取り消すための救済措置」くらいにしかならない。数週間後には役に立たない可能性がある。あくまでも一時的な救済措置だと思ったほうがいい。

リストのアーカイブと削除の違い

これもタスクの場合とほぼ同じ。アーカイブはリストをTickTickから見えなくする操作。だからアーカイブ前後でサブタスク全体の階層構造(親、子、並列関係)が維持されている。なのでアーカイブ後であってもアーカイブリストフォルダから外に出すと以前の状態に戻る。なので完了タスクの可視化の切り替えと同じ扱いだ。

リストを削除すると、リストとタスクとの関係が切れた状態でゴミ箱に入る。なのでゴミ箱から取り出しても元のリストの階層構造が復元できるとは限らない。加えて別のタイミングで同名タスクが削除されていた場合、タスクの情報がそれに上書きされるので、もう、リストの完全な復元は不可能だろう。

他、リストの削除で全てのタスクがTickTick内検索にヒットしなくなる。

なのでリストはまずはアーカイブ化して保存し、本当に不要になったと思った時に削除したほうがいいだろう。

【まとめ】タスクやリストの非表示化はとても重要

ただシンプルに「タスクとリストの追加と削除」の話だったのだが、この扱いがとても重要だと、今なら理解できたはずだ。ここのルールをしっかり守らないで適当に扱っていると、私が推奨する「本当のTickTickの性能」を引き出せない。もちろん他のタスク管理ツールでも無理だろう。

このマガジンの使い方では、実はタスクの表示と非表示の切り替えがものすごく重要になる。なので割と序盤でこの重要性の話をした。

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今回の創作活動は約3時間45分(累積 約3,180時間)
(867回目のnote更新)

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